ブランド名は創業者から
2019.01.25
お会いした方からkokiku(コキク)の名前の由来をよく聞かれます。
創業者である白須 虎鬼狗(しらす こきく)からですと伝えると、「強そうな名前ですね!本名ですか?」と言われます(笑)
はい、本名なんです。
明治・大正期頃の男子の名付けに関する文献によると、動物にちなんだ名前も人気があったとあり、多くみられた動物は虎(寅)・熊・猪・鹿・馬・牛(丑)・鶴などだったそうです。なかでも、虎・熊・猪は勇猛で強いと考えられており、これらにあやかるためつけられたとあります。
なるほど。「虎」と「狗」の間に「鬼」という漢字が入った創業者の名前には、それはそれは多くの期待と願いが込められたものだということが想像できます。
参考までに、大正3年の創業当時と現代の男の子の人気名前ランキングは以下の通りです。
1914年(大正3年) 2018年(平成30年)
1位 正三 蓮 (れん)
2位 清 陽翔(はると)
3位 正雄 陽太(ひなた)
4位 三郎 樹 (いつき)
5位 正 悠人(ゆうと)
見ての通り、およそ100年の間に大きく変化していることがわかります。
創業当時は、誕生の順序(三男が多い!)や年号にちなんだ名前が特に人気があったようですね。
現代においては音の響きの良いものが上位にいる印象があります。
いつの時代にあっても、名前は親や祖父母、先祖の想いを大切に受け継いだものです。
わたしたちは創業者の名前に恥じないように、真摯なもの作りに徹していきたいと考えています。