リネンの寝具を使ってみませんか
2016.06.14
今までコットンの布団カバーやシーツを使っていた方に、お勧めしたい素材がリネンです。
麻は夏の素材というイメージがあり、確かにこれからの季節にはぴったりの素材。
肌触りはさらっとして、吸湿、発散性に富んでいるため快適にお使いいただけます。
日本のホテルで見かけることは少ないのですが、寝具の中では高級素材とされていて、ヨーロッパの一流ホテルの寝具としてリネンがよく使われています。
日本ではラミーもヘンプもリネンもまとめて「麻」と呼ばれていますが、麻には20以上の種類があります。
その中でも「リネン」は最も肌触りがよくやわらか。
ヨーロッパ北部の涼しい地方で栽培されているリネンの歴史は古く、文化として受け継がれてきました。
リネンは100年持つといわれており、古くからヨーロッパでは、親から娘へのお祝いとして送られてきました。
ヨーロッパの人々にとってリネンは心地よいライフスタイルに欠かせないもので、今でも生活の中に深く根付いています。
リネンの特徴
●吸水、発散性がよい
肌にやさしく、さわやかな涼感のあるリネン。
汗を素早く吸い取り、かつ発散させます。
●温度制御機能
リネンの特徴の一つは繊維組織の構造です。
繊維はマカロニのように中央に穴の開いた、中空構造を持っているのです。
この中空構造が体温を保ち、余分な湿気を逃がす、天然のサーモスダットの役割を果たしています。
●丈夫でで清潔
リネンは天然素材の中でも汚れが落ちやすく、洗濯に強い素材素材です。
また、繊維に含まれるペクチンが汚れを弾くといわれ、雑菌の抑制にもつながり清潔に使うことができるのです。
●肌になじむリネン
リネンは洗えば洗うほど、使い込むほどしっとりと柔らかさが増していきます。
最初は少しハリのあるシャキッとした布が、だんだんと肌になじみ、使うほどに心地よくなっていきます。
水洗いで伸縮する特性があるのですが、使い込むほど目がつまり、風合いが変化してゆくのです。
リネンの使い心地
実際の使い心地はというと、さらりと爽やかな使い心地をお楽しみいただけます。
真夏に綿素材のシーツや枕カバーを使用していると、汗や脂で少しペタペタとしたまとわりつく感触が気になることがあるのですが、
リネンのカバーリングにしたところ、常にさらりと使うことができました。
リネンが水分を素早く吸い、発散させてくれるので、清涼感があり気持ちよくお使いいただけるのです。
夏場の使い心地があまりに良くて、冬には合わないかもしれないと思われがちですが、
温度や熱を調節する機能を持つといわれるだけあり快適に使えます。
空気を含む繊維の構造の効果でしょうか。やさしく、ふんわりと温かく感じました。
↑使い始めのリネンサテンの風合い
使用した当初はパリッとした素材感が見てもわかります。
乾かす時にきに伸ばして干すと、しわも目立たず、アイロンがけしないでお使いいただけます。
ただ、使うほどに、クッタリとした使用感がでるので、自然な風合いを楽しむこともできるのです。
使うたびに柔らかくなってゆくので、とても親しみの湧いてくる素材です。
→ケアアドバイス
kokikuのリネンサテンは、やわらかなリネン糸を、丁寧にしっかりと目の詰まったサテン織にしております。
自社工場でしっかりと丁寧に目を詰め、織った生地です。
海外のホテルでリネンの寝具を体験された方から好評です。
布団カバー、シーツ、ピローケース、クッションカバーを取りそろえておりますので、コーディネートをお楽しみいただけます。
→kokikuオンラインストア リネンサテン